大阪を1泊2日で回るのは、正直ちょっと忙しい。

でも、東京からなら新幹線で2時間半。金曜の夜に仕事を終えて、土曜の朝から動けば丸2日間使える。「弾丸旅行」と言えば聞こえは悪いが、ポイントを絞れば初めての大阪でも十分に満足できるプランが組める。

この記事では、大阪1泊2日のモデルコースを3パターン用意した。初大阪なら「王道コース」一択。2回目以降やグルメ目的なら「グルメ特化コース」、家族連れなら「USJ込みコース」。それぞれの時間割・予算・移動ルートを、料金や所要時間を全部具体的に書いた。

「だいたい○○円くらい」みたいなふわっとした情報ではなく、2026年時点の実際の金額を載せている。旅行計画の叩き台にしてほしい。一人で大阪を自由に回りたいなら、大阪一人旅ガイドにソロトラベラー向けの回り方と予算をまとめてあるので合わせて読んでほしい。

道頓堀のネオン街

大阪だけでなく京都や神戸も含めた関西エリア全体の旅行プランを検討しているなら、関西旅行完全ガイドで全体像を掴んでからルートを決めるとスムーズだ。

3つのモデルコース比較

コーステーマ予算目安(1人・東京発)歩く距離こんな人向け
王道コース定番スポット制覇約48,500円約12km初めての大阪。とにかく一通り見たい
グルメ特化コース食い倒れ全振り約53,000円約8kmリピーターや食目的の旅行者
USJ込みコーステーマパーク+観光約62,000円約5km+園内ファミリー、USJ目的

予算はいずれも東京発の新幹線往復を含む金額。ホテルはビジネスホテル(シングル8,000〜12,000円/泊)を想定。節約テクニックは後述する。

王道コース:初めての大阪はこれで間違いない

初めて大阪に行くなら、迷わずこのコース。道頓堀、通天閣、大阪城、梅田と、大阪の代名詞を2日間で一通り押さえる。

「あれもこれも」と詰め込みすぎると移動で疲弊するが、このコースはエリアごとにまとめて回るので、無駄な往復がない。1日目は「ミナミ(なんば〜新世界)」、2日目は「大阪城〜キタ(梅田)」という南北の2分割構成。

1日目:ミナミエリア完全攻略

10:00 新大阪駅着

東京駅7:33発ののぞみなら9:57着。改札を出たら、地下鉄御堂筋線で「なんば」へ向かう(280円、約25分)。新大阪駅の地下鉄入口は在来線改札の近くにあるが、案内表示が多いので迷うことはない。

荷物が大きい場合、新大阪駅のコインロッカー(400〜700円/日)に預けるか、なんば駅到着後にホテルへ先に荷物だけ預けるのが良い。コインロッカーの場所と料金一覧を事前にチェックしておくと当日焦らない。

10:30 道頓堀散策(所要約30分)

なんば駅を出たら、まっすぐ道頓堀へ。地上に出てから徒歩3分で戎橋(えびすばし)に着く。グリコの看板をバックに写真を撮るなら、戎橋の南側(道頓堀川に向かって右手)が定番の撮影ポイント。午前中は逆光にならず、人も少ない。

道頓堀の通りは約500mの一本道で、かに道楽、づぼらや、くいだおれのビルなど巨大看板が並ぶ。端から端まで歩いても15分。写真を撮りながらでも30分あれば十分。

11:00 たこ焼き食べ比べ(所要約40分)

大阪に来てたこ焼きを食べずに帰るのは許されない。道頓堀〜なんば周辺には名店が集中しているので、3店舗をハシゴして食べ比べるのがおすすめ。

店名場所1皿の値段特徴
わなか道頓堀・千日前8個 550円外カリ中トロ。ソース・塩・醤油から選べる
くくる道頓堀本店8個 600円明石焼き風のだし汁で食べるスタイルもあり
会津屋なんばウォーク12個 650円たこ焼きの元祖。ソースなしで食べるのが正統

3店全部回ると1,800円ほど。全部食べるとかなり腹にたまるので、2店舗に絞ってもいい。会津屋はソースも鰹節もかけずにそのまま食べる「素焼き」が売りで、初めて食べると「たこ焼きってこういう食べ物なのか」と概念が変わる。大阪たこ焼き・粉もんガイドで他の名店情報もまとめている。たこ焼き以外の串カツやうどんなど大阪グルメ全般は大阪グルメランキングで15ジャンルを比較しているので、食事プランの参考にしてほしい。

12:00 黒門市場でランチ(所要約1時間)

道頓堀から南東へ徒歩10分、黒門市場に到着。「大阪の台所」と呼ばれる約600mの商店街で、鮮魚・青果・惣菜の店が約150店舗並ぶ。

ランチのおすすめは海鮮丼。市場内の複数の店が提供していて、相場はこんな感じ。

  • まぐろ丼:1,200〜1,800円
  • 海鮮丼(5種盛り):1,500〜2,500円
  • うに丼:3,000〜4,500円(うにの産地・量による)
  • 刺身の盛り合わせ:1,000〜2,000円

黒門市場は近年、外国人観光客の増加で価格が上がった店もある。「ちょっと高いな」と思ったら無理に入らず、2〜3軒比べてから決めるのが賢い。通りの中程にある黒門三平は比較的良心的な価格で海鮮丼を出している。

13:30 新世界・通天閣エリア(所要約1時間)

黒門市場から地下鉄堺筋線で恵美須町駅へ(1駅、180円)。地上に出ると、そこはもう新世界。

通天閣の一般展望台は入場料900円。高さ108mの展望台からは大阪南部の景色が見える。正直に言うと、景色の壮大さならあべのハルカスのほうが圧倒的に上。だが、通天閣は建物内部のレトロな装飾や、足の裏を触ると幸運が訪れるというビリケンさんの像など、「大阪の文化財」として行く価値がある。

チケットは当日窓口で買えるが、土日は30〜60分待ちになることがある。公式サイトで日時指定の前売券を買っておくと待ち時間がほぼゼロ。天王寺・新世界エリアの詳しい回り方も参考に。

14:30 串カツ(所要約45分)

新世界といえば串カツ。ジャンジャン横丁や通天閣周辺に串カツ屋が密集している。

有名なのは串カツだるま。行列ができることが多いが、回転は速い。10本セットで1,500円前後。1本ずつ注文するなら、1本100〜200円が相場。ビールと串カツ10本で2,000円あれば十分に楽しめる。

「ソースの二度づけ禁止」は大阪の串カツ文化の鉄則。テーブルに置いてあるステンレスの容器に入ったソースに串カツを浸すが、一度口をつけた串を戻してはいけない。キャベツをスプーン代わりにしてソースをすくうのが正しい作法。

15:30 あべのハルカス展望台 or 天王寺動物園(所要約1時間)

新世界から天王寺方面へ徒歩10分。ここで2つの選択肢がある。

  • あべのハルカス展望台(大人1,800円):地上300m、日本一の超高層ビルから360度のパノラマ。晴れていれば明石海峡大橋や京都方面まで見える。夕暮れ時は特に良い
  • 天王寺動物園(大人500円):約180種1,000点の動物。広すぎず、1〜1.5時間で回れるちょうどいいサイズ。子連れならこちら

どちらか迷ったら、天気が良ければハルカス、曇っていたら動物園を選ぶと後悔しない。

17:00 ホテルチェックイン

なんば・心斎橋エリアのホテルにチェックイン。このエリアに泊まる理由は明確で、夜の道頓堀まで徒歩圏内だからだ。

1泊の相場(2026年、シングル1室):

  • ビジネスホテル(東横INN、ドーミーインなど):8,000〜12,000円
  • カプセルホテル:3,500〜5,000円
  • シティホテル(ホテルモントレなんば等):15,000〜25,000円

金曜泊は割高になりやすいので、土曜泊のほうが1,000〜3,000円ほど安くなることが多い。大阪のホテルエリア別の選び方で、エリアごとの特徴と相場を詳しく解説している。

18:30 裏なんばで夕食(所要約1.5時間)

なんば駅の南東側、千日前〜裏なんばエリアは居酒屋・バルが密集する飲み屋街。道頓堀の観光客向け店舗と比べて、地元の人が通う雰囲気の良い店が多い。

予算は1人3,000〜5,000円(アルコール2〜3杯含む)。おすすめジャンル:

  • 立ち飲み屋:ドリンク300〜500円、アテ(おつまみ)200〜400円。千日前の路地裏に点在
  • ホルモン・焼肉:裏なんばの鶴橋系ホルモン店。1人2,500〜4,000円
  • 大阪居酒屋:どて焼き、肉吸い、ねぎ焼きなど大阪名物が揃う店

大阪の居酒屋・夜飲みガイドもあるので、店選びの参考に。

20:00 道頓堀のネオン散歩 or 法善寺横丁(所要約1時間)

食後の散歩は道頓堀のネオンを見ながら。昼間とは全く違う景色になる。川沿いの遊歩道「とんぼりリバーウォーク」を歩くと、水面にネオンが反射して綺麗。

法善寺横丁は道頓堀から1本南の路地にある。石畳の狭い路地に小さな飲食店が並ぶ、しっとりした雰囲気の通り。法善寺の水掛不動尊に水をかけてお参りするのが定番。苔むした不動尊の姿は、派手な道頓堀とは対照的で、大阪の奥深さを感じる。

2日目:大阪城〜キタ(梅田)エリア

9:00 大阪城公園(所要約1.5時間)

ホテルをチェックアウトし、荷物はフロントに預ける(ほとんどのホテルでチェックアウト後も当日中は無料で預かってくれる)。

なんば駅から大阪城公園駅まで、JR難波駅→JR大阪城公園駅(大和路線+環状線、220円、約15分)。あるいは地下鉄で谷町四丁目駅(中央線、280円、約10分)からも行ける。

大阪城天守閣は入館料600円。8階の展望台から大阪の市街地を見渡せる。内部は博物館になっていて、豊臣秀吉の生涯と大阪城の歴史を展示している。所要時間は40〜60分。

天守閣以外にも、大阪城公園は広い(約105ha)。西の丸庭園(200円)や極楽橋など、公園内を散歩するだけでも気持ちいい。桜の季節(3月下旬〜4月上旬)は特に見事で、約3,000本の桜が咲く。

11:00 梅田へ移動

大阪城公園駅からJR環状線で大阪駅へ(190円、約10分)。梅田・大阪駅周辺は大阪最大のビジネス・商業エリア。

JR大阪駅は「大阪ステーションシティ」として再開発され、ルクアやルクア1100(イーレ)、グランフロント大阪などの商業施設と直結している。地下街も巨大で、初めてだと迷いやすい。困ったらとりあえず「御堂筋口」を目指すと地上に出やすい。梅田・キタエリアの回り方で地下街の攻略法を解説している。

11:30 梅田スカイビル空中庭園展望台(所要約45分)

JR大阪駅から徒歩約10分。梅田スカイビルの最上階(40階、地上173m)にある空中庭園展望台は入場料1,500円。2棟のビルを屋上で繋いだ独特の建築で、屋上は吹き抜けの回廊になっている。風を感じながら360度の景色を見られるのが、屋内展望台との違い。

夜景がきれいなスポットとしても有名だが、1泊2日プランでは2日目の午前に組むのが効率的。午前なら混雑も少ない。

12:30 グランフロント大阪でランチ(所要約1時間)

梅田スカイビルから大阪駅方面に戻り、グランフロント大阪へ。南館・北館合わせて約270店舗が入っている。

ランチの予算帯別おすすめ:

  • 1,000円以下:フードコート(北館6F「ウメダフードホール」)
  • 1,000〜2,000円:カフェ・定食系(南館の各レストラン)
  • 2,000円以上:パスタ・和食コースなど(北館のレストランフロア)

土日のランチタイム(12:00〜13:00)は混むので、12:30以降か11:30前に入ると待ち時間を減らせる。

14:00 お土産購入(所要約1時間)

大阪のお土産は梅田で買うのが効率的。主な購入スポット:

  • ルクア1100(イーレ)地下2階:大阪土産の専門フロア。551蓬莱の豚まん、りくろーおじさんのチーズケーキなど定番が揃う
  • 阪急百貨店地下1階:デパ地下スイーツ。少し高級な手土産向け
  • 新大阪駅構内:品揃えは梅田より劣るが、最後の買い忘れに対応可能

551蓬莱の豚まんは2個入り460円〜。新幹線の車内で食べる人が多いが、匂いが強いので周囲への配慮は忘れずに。りくろーおじさんのチーズケーキは1ホール965円で、焼きたてを買うなら阪急三番街地下2階の店舗が穴場。何を買うか迷ったら大阪お土産ランキングで15品を比較しているので、事前にチェックしておくと最終日のお土産購入がスムーズになる。

15:30 新大阪駅へ移動、帰路

JR大阪駅から新大阪駅まで、JR京都線で1駅(170円、約4分)。のぞみなら新大阪15:45発→東京駅18:12着。

お土産を買い忘れた場合、新大阪駅の在来線改札内にもお土産店がある。新幹線改札内にも数店舗あるので、最後の最後まで買い物は可能。

王道コース費用シミュレーション(東京発・1人)

項目内訳金額
新幹線往復のぞみ指定席(通常期)片道14,000円×228,000円
ホテルなんばエリア・ビジネスホテル1泊10,000円
食事たこ焼き600円+昼1,800円+串カツ2,000円+夕食4,000円+2日目昼1,500円9,900円
観光・入場料通天閣900円+ハルカス1,800円+大阪城600円+空中庭園1,500円4,800円
現地交通費地下鉄・JR合計1,500円
合計約54,200円

節約するなら

  • ぷらっとこだまを使えば東京-新大阪が片道11,110円。往復で約5,800円節約(所要時間は約4時間、のぞみより1時間半多くかかる)
  • EX早特21ワイド(21日前までに予約)なら、のぞみ指定席が片道11,200円。往復で約5,600円節約
  • 高速バスなら片道2,500〜5,000円。深夜バスで行けば宿泊費も浮くが、体力的にはきつい
  • 大阪周遊パス1日券(2,800円)で通天閣・空中庭園・大阪城天守閣が無料になる。3箇所回れば3,000円分→200円お得

交通費を徹底的に切り詰めれば、1人42,000円前後まで落とせる。交通費・宿泊費・食費・お土産代まで含めた詳細なシミュレーションは大阪旅行の費用ガイドにまとめた。新幹線の割引予約テクニックで各割引の比較を詳しくまとめている。

エリア別移動時間テーブル

大阪観光で使う主要駅間の移動時間と運賃。事前に頭に入れておくとルート調整がしやすい。

出発到着路線所要時間運賃
新大阪なんば御堂筋線約25分280円
なんば恵美須町(新世界)堺筋線約5分180円
なんば天王寺御堂筋線約8分240円
なんば大阪城公園JR難波→大和路線+環状線約15分220円
天王寺大阪(梅田)御堂筋線約18分280円
大阪城公園大阪(梅田)JR環状線約10分190円
大阪(梅田)新大阪JR京都線約4分170円
なんば梅田御堂筋線約12分240円
なんばユニバーサルシティJR難波→環状線→桜島線約30分380円
新大阪ユニバーサルシティJR京都線+環状線+桜島線約50分220円

大阪の地下鉄はICカード(Suica/PASMO/ICOCA)が全線使える。券売機で切符を買う必要はない。

グルメ特化コース:「食」に全振りする1泊2日

2回目以降の大阪で、ひたすら食べることだけに集中したい人向け。観光スポットは最小限にして、朝から晩まで食べ歩く。

1日目

時間内容予算
10:30新大阪着 → なんばへ移動280円
11:00千日前道具屋筋を散策しながら道頓堀へ無料
11:30たこ焼き3店ハシゴ(わなか・くくる・会津屋)1,800円
12:30黒門市場で海鮮(まぐろ中とろ丼+焼き牡蠣)3,500円
14:00裏なんばでクラフトビール休憩1,200円
15:00新世界でジャンジャン横丁散策+串カツ2,000円
16:30ホテルチェックイン、少し休憩
18:00鶴橋でホルモン焼肉(コリアンタウン)4,000円
20:30法善寺横丁で〆の一杯+夫婦善哉2,000円

鶴橋は大阪のコリアンタウンで、焼肉・ホルモンの激戦区。なんば駅からJR環状線で2駅(160円、約5分)。鶴一が有名だが、どの店もレベルが高い。1人4,000円あれば肉もビールも十分に楽しめる。

2日目

時間内容予算
8:00中之島エリアで朝散歩無料
9:00福島駅周辺のモーニング(パン屋 or カフェ)800円
10:30**天満市場(天神橋筋商店街)**で食べ歩き1,500円
12:00梅田のお初天神裏参道でランチ(うどん or カレー)1,000円
13:30ルクアでお土産購入
15:00新大阪へ → 帰路

天神橋筋商店街は「日本一長い商店街」(南北約2.6km)。観光客が少なく、地元の惣菜屋やコロッケ屋が並ぶ。黒門市場の観光地化が気になる人には、こちらのほうが「本当の大阪の台所」を体感できる。

グルメ特化コースの食費合計は約17,800円。王道コースの約2倍だが、「大阪まで来て食べなきゃ意味がない」と割り切れるなら後悔しない出費。

USJ込みコース:テーマパーク+大阪観光を両立

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に行きつつ、大阪観光もしたい人向け。現実的には、USJで丸1日使うので、観光は半日に圧縮する構成になる。

1日目:USJ全力

時間内容予算
9:00新大阪着 → JRでユニバーサルシティ駅へ(約50分、220円)220円
10:00USJ開園。エクスプレスパスがあれば人気アトラクション優先
12:30パーク内でランチ(1,200〜2,000円)1,500円
18:00パーク内でディナー or ユニバーサルシティウォークで夕食2,500円
20:00パークを出てホテルへ(ユニバーサルシティ周辺 or なんばへ移動)

USJの1デイ・スタジオ・パスは大人8,600〜9,800円(日によって変動価格制)。エクスプレス・パスは別途4,500〜15,000円。ファミリーなら子ども(4〜11歳)は5,600〜6,400円。USJチケットの種類・買い方と節約術で料金の仕組みを詳しく解説している。USJとディズニーのどちらに行くか迷っているなら、USJ vs ディズニー徹底比較で料金・混雑度・アトラクションを比較しているので事前に読んでおくといい。

2日目:大阪観光ダイジェスト

時間内容予算
9:00道頓堀散策+たこ焼き600円
10:00黒門市場でランチ2,000円
11:30新世界・通天閣(外観のみでOK)無料
12:30あべのハルカス展望台1,800円
14:00天王寺からJRで新大阪へ(280円、約25分)280円
15:00新大阪駅でお土産購入 → 帰路

USJ込みコースはチケット代がかさむので、1人あたりの総額は62,000円前後になる。エクスプレス・パスを買うかどうかで大きく変わるが、土日や繁忙期はパスなしだとアトラクション1つに90〜120分待ちになることもある。時間が限られる1泊2日では、パスの購入を強くおすすめする。

大阪旅行1泊2日を成功させる実践的なコツ

荷物は最小限にする

1泊2日なら機内持ち込みサイズのキャリーケース(36L以下)で十分。大きな荷物を持って道頓堀の人混みを歩くのは苦行でしかない。駅のコインロッカーは400〜700円/日(大きさによる)。ホテルのフロントに預ければ無料。

地下鉄の1日乗車券を検討する

大阪メトロの1日乗車券「エンジョイエコカード」は800円(土日祝は620円)。3回以上乗るなら元が取れる。王道コースでは4〜5回乗るのでお得になる。

ただし、JR環状線は含まれないので注意。大阪城方面はJRが便利なため、ICカードとの併用が現実的。

天気が悪い日の代替プラン

雨の日に道頓堀の屋外散策は辛い。以下が雨天時の代替候補:

  • なんばグランド花月(吉本新喜劇・漫才、4,800円、約2.5時間)
  • 大阪歴史博物館(常設展600円、大阪城の隣)
  • なんばパークス・なんばCITYで買い物(道頓堋から徒歩5分)
  • スパワールド(新世界、1,500円〜、世界の温泉テーマの大型温浴施設)

関西の雨の日スポットまとめも参考に。

1泊2日で大阪と京都、両方回れるか?

回れなくはないが、おすすめしない。

大阪-京都はJR新快速で約30分だから物理的には可能。だが、京都を半日で回ると伏見稲荷→清水寺で終わり、嵐山にも金閣寺にも行けない。結局どちらも消化不良になって、「大阪も京都も中途半端だった」という感想になりがち。

1泊2日なら大阪に集中するほうが満足度は高い。京都も行きたいなら、関西旅行2泊3日モデルコースを検討したほうがいい。2泊あれば大阪1.5日+京都1日で両方ちゃんと回れる。

京都日帰りのルートを事前に読んで、「半日だけでも行く価値がある」と思えるなら、2日目の午前を京都に充てるアレンジも不可能ではない。その場合は京都観光モデルコースの半日コース(東山集中か嵐山集中)を使うと効率的に回れる。ただ、その場合は梅田・大阪城をカットすることになる。

よくある質問(FAQ)

Q. 大阪の夜は何時まで遊べる?

道頓堀の飲食店は深夜まで営業している店が多い。居酒屋は23:00〜翌1:00ラストオーダーが一般的。コンビニや24時間営業のラーメン店もあるので、食べること自体には困らない。

地下鉄の終電はなんば駅発で0:10〜0:20頃(路線による)。JR環状線は0:30頃まで運行。終電を逃した場合、なんばエリアのホテルに泊まっていれば徒歩で帰れるのが、このエリアに宿泊する最大のメリット。大阪の夜遊びガイドもチェック。

Q. 荷物はどうすればいい?

3つの方法がある:

  1. ホテルに預ける(無料):チェックイン前でもフロントで預かってくれる。チェックアウト後も当日中は預かり可能なホテルがほとんど
  2. コインロッカー(400〜700円/日):なんば駅、新大阪駅、大阪駅に大量にある。ICカード対応のロッカーも増えている
  3. ecbo cloak(荷物預かりサービス):アプリで近くの預かり場所を検索・予約。1個700円/日〜

一番楽なのは1番目。ホテルを予約したら「チェックイン前に荷物だけ預けられますか」と事前に確認しておくと安心。

Q. 雨の場合の代替プランは?

前述の雨天プランに加えて、以下もおすすめ:

  • アメリカ村周辺のヴィンテージショップ巡り:心斎橋から徒歩5分、古着屋が密集するエリア
  • 道具屋筋商店街:千日前にある業務用調理器具の専門商店街。食品サンプルのキーホルダー(500〜1,000円)はお土産に最適
  • あべのハルカス美術館(展覧会による):天王寺の16階、展望台と合わせて回れる

大阪は地下街が発達しているので、梅田やなんばでの買い物は雨でもほぼ影響なし。移動も地下鉄メインなので、傘を差す時間は意外と短い。

Q. 子連れの場合のアレンジは?

子どもの年齢によって大きく変わる:

  • 未就学児(0〜5歳):天王寺動物園+てんしば(芝生広場で走り回れる)を軸に。通天閣やハルカスは幼児には退屈かもしれない
  • 小学生(6〜12歳):王道コースのままでOK。たこ焼き食べ比べは子どもも楽しめる。大阪城天守閣は歴史好きな子なら喜ぶ
  • 中高生:USJ込みコースがベスト。アメリカ村や心斎橋も興味を持つ年齢

子連れの場合、1日の移動距離を短めに設定するのがポイント。王道コースの12kmは大人のペースなので、子連れなら1日目のスポットを2〜3箇所に絞って、その分ゆっくり過ごすほうが全員幸せになれる。関西の子連れ無料スポットも参考に。

Q. 大阪周遊パスは買うべき?

結論:王道コースなら「買い」

大阪周遊パス1日券(2,800円)があれば、以下の施設が無料になる:

  • 通天閣(通常900円)
  • 大阪城天守閣(通常600円)
  • 梅田スカイビル空中庭園(通常1,500円)
  • 天王寺動物園(通常500円)
  • 大阪水上バス(通常1,800円)

これらのうち3〜4箇所回れば元が取れる。さらに地下鉄・バス全線乗り放題が含まれるので、エンジョイエコカード(800円)も不要になる。

ただし、2日券(3,600円)は使えるエリアが1日券と異なり、一部施設が対象外になるので注意。大阪周遊パスの費用対効果で詳しく検証している。

大阪1泊2日旅行の持ち物チェックリスト

旅慣れた人には当たり前のことばかりだが、初めての大阪旅行なら一応確認を。

  • ICカード(Suica/PASMO/ICOCA):チャージは事前に。最低2,000円あれば安心
  • モバイルバッテリー:地図アプリと写真でスマホの電池が持たない
  • 歩きやすい靴:王道コースは12km歩く。ヒールやサンダルは後悔する
  • 折りたたみ傘:大阪は天気が変わりやすい
  • エコバッグ:お土産の袋詰めに。2026年現在、多くの店で袋は有料

まとめ

大阪1泊2日は「全部回る」のではなく「何を捨てるか」の判断が重要。

初めてなら王道コースでミナミとキタを1日ずつ。食目的ならグルメ特化コースで朝から晩まで食べ倒す。USJに行くなら1日はパークに捧げて、もう1日で大阪観光のダイジェスト版。

予算は東京発で48,000〜62,000円が目安。ぷらっとこだまやEX早特21で交通費を圧縮すれば42,000円台まで落とせる。

この記事のモデルコースを叩き台にして、自分の優先順位に合わせてアレンジしてみてほしい。「1泊2日じゃ足りなかった」と思えたなら、次は関西旅行2泊3日プランで大阪+京都を回るのがおすすめ。大阪の節約旅行ガイドも合わせてどうぞ。女性同士の旅行なら大阪女子旅ガイドでカフェ巡りやインスタ映えスポットの回り方をまとめている。