温泉に行きたい。でも1泊は無理。

関西に住んでると、こういう場面がしょっちゅうある。金曜の夜に「明日どっか温泉行かない?」という話になって、「日帰りで行けるとこ」を探す。そのたびに検索して、アクセスや料金を調べて、結局めんどくさくなって近所のスーパー銭湯に落ち着く。

それ、もったいない。大阪から2時間以内で、ガチの名湯に日帰りで行ける。この記事でアクセス・費用・特徴を全部まとめたから、もう検索しなくていい。

有馬温泉の風景

関西の日帰り温泉 早見表

まず結論から。大阪(梅田)を起点に、主要温泉地へのアクセスと費用を一覧にした。

温泉地大阪からの所要時間交通費(片道)日帰り入浴料泉質おすすめ度
有馬温泉(兵庫)電車60分1,000円前後650〜2,600円含鉄ナトリウム塩化物泉★★★★★
城崎温泉(兵庫)特急2時間30分5,000円前後1,300円(外湯めぐり)ナトリウム・カルシウム塩化物泉★★★★★
白浜温泉(和歌山)特急2時間15分4,500円前後500〜1,500円ナトリウム炭酸水素塩泉ほか★★★★☆
勝浦温泉(和歌山)特急3時間30分6,500円前後1,000〜1,500円硫黄泉★★★★☆
洲本温泉(淡路島)バス2時間2,500円前後800〜1,500円ナトリウム塩化物泉★★★☆☆
犬鳴山温泉(大阪)電車+バス60分800円前後800〜1,200円ナトリウム炭酸水素塩泉★★★☆☆
箕面温泉(大阪)電車30分400円前後2,478円炭酸水素塩泉★★★☆☆
宝塚温泉(兵庫)電車40分500円前後800〜2,000円ナトリウム塩化物泉★★★☆☆
るり渓温泉(京都)車90分800円ラドン温泉★★★☆☆
十津川温泉(奈良)車3時間500〜800円ナトリウム炭酸水素塩泉★★★★☆

1位:有馬温泉(兵庫県神戸市)

大阪から一番近くて、一番レベルが高い温泉地。これは断言できる。

有馬温泉は日本三名泉のひとつで、太閤秀吉が愛したことで有名。大阪の梅田から電車で約60分、三宮からなら30分。日帰りの温泉旅行にこれ以上の立地はない。

有馬温泉の2つの湯

有馬には「金泉」と「銀泉」という2種類の温泉がある。

種類特徴日帰り施設料金
金泉茶褐色(鉄分)保温効果が高い、肌がツルツルに金の湯大人650円
銀泉無色透明炭酸泉、血行促進銀の湯大人550円

両方入れる「2館券」は850円。正直、850円で日本三名泉の2つの泉質を体験できるのはバグだと思ってる。

食べ歩きも楽しい

温泉街の散策が楽しいのも有馬のいいところ。竹中肉店の神戸牛コロッケ(290円)は必食。炭酸せんべいは職人が一枚一枚手焼きしてるのを見られる。有馬サイダーも名物で、明治時代のレシピを再現した炭酸水。温泉の炭酸成分をそのまま使ってるから、味が独特。

正直な意見: 有馬温泉の旅館に泊まると1泊3万円以上するけど、日帰りなら交通費込みで3,000円以下。コスパだけなら日帰り一択。

2位:城崎温泉(兵庫県豊岡市)

城崎温泉は「外湯めぐり」が最高に楽しい。

1300年の歴史を持つこの温泉地には7つの外湯がある。それぞれ建物の雰囲気も泉質の特徴も違う。「外湯1日入浴券」が1,300円で、7つ全部に入り放題。浴衣を着て柳並木の川沿いをぶらぶら歩きながら、湯めぐりする。これが城崎の過ごし方。

7つの外湯

名前特徴定休日
さとの湯駅前、ジェットバス・サウナ完備月曜
地蔵湯家族風呂あり金曜
柳湯一番小さい、地元民御用達木曜
一の湯最大規模、洞窟風呂が名物水曜
御所の湯露天風呂からの景色が最高木曜(第1・3)
まんだら湯最も歴史がある、静かな雰囲気水曜
鴻の湯最奥、庭園露天風呂火曜

注意: 定休日がバラバラなので、行く曜日によって入れない外湯がある。全部回りたいなら土日がベスト(全湯営業)。

城崎へのアクセスと費用

大阪からはJR特急「こうのとり」で約2時間30分。片道5,000円前後。正直、日帰りはちょっとキツい距離。朝早く出て夕方に帰るパターンになる。

おすすめは平日の朝イチの特急で行って、3〜4つの外湯を回って、城崎名物のカニ(冬季)か但馬牛を食べて帰る。冬の城崎はカニのシーズンで、日帰りカニプランを出してる旅館も多い(5,000〜10,000円)。

3位:白浜温泉(和歌山県白浜町)

白浜は温泉だけじゃなく、海もある。ビーチと温泉を1日で楽しめる場所は、関西では白浜だけ。

白浜温泉は日本三古湯のひとつ。飛鳥時代から続く温泉地で、歴史は1,350年以上。でも雰囲気は古臭くなくて、リゾート感がある。

白浜の日帰り温泉施設

施設名料金特徴
崎の湯500円太平洋を目の前に見る露天風呂。波しぶきが飛んでくる
牟婁の湯500円2つの泉質を同時に楽しめる
白良湯500円白良浜ビーチ直結。海水浴後に最高
長生の湯700円森の中の露天風呂。静かに入りたい人向け

崎の湯は関西で一番ロケーションがいい温泉だと思っている。太平洋の断崖絶壁に湯船があって、波の音を聞きながら入る。500円。これ以上のコスパはない。

アクセス

大阪からはJR特急「くろしお」で約2時間15分。片道4,500円前後。車なら阪和自動車道で約2時間。

白浜はアドベンチャーワールド(パンダで有名)もあるから、温泉+パンダで1日楽しめる。パンダの入場料は大人5,300円。

4位:勝浦温泉(和歌山県那智勝浦町)

日帰りにはギリギリの距離だけど、それでも行く価値がある温泉地。

勝浦温泉の特徴は洞窟風呂ホテル浦島の「忘帰洞」は、紀伊半島の断崖に自然にできた洞窟の中に温泉がある。名前の由来は「帰るのを忘れるほど美しい」から。大げさだと思うやろ?実際入ると、マジで帰りたくなくなる。

日帰り入浴は1,500円。大阪からJR特急で3時間30分かかるから、始発で行って最終で帰るギリギリのスケジュールになる。正直、1泊したほうが楽しめる。でも、「日帰りでも行ける」ことは知っておいてほしい。

5位:犬鳴山温泉(大阪府泉佐野市)

「大阪で温泉?」と思うかもしれないけど、犬鳴山温泉は大阪府内とは思えへん秘境感がある。

泉佐野市の山奥にあって、渓谷沿いに数軒の温泉旅館が点在してる。不動口館は日帰り入浴1,000円前後で、ぬるっとした美肌の湯が楽しめる。

大阪市内から電車とバスで約1時間。関西空港からも近いから、フライト前後に温泉に入るという贅沢な使い方もできる。

6位〜10位:穴場の日帰り温泉

神戸ハーバーランドのデッキ

6位:箕面温泉(大阪府箕面市)

大阪・梅田から阪急電車で30分。箕面温泉スパーガーデンは大型日帰り施設で、入場料2,478円(タオル・館内着込み)。箕面の滝までのハイキングと組み合わせるのが定番コース。

7位:宝塚温泉(兵庫県宝塚市)

宝塚歌劇を観た後に温泉、という組み合わせができる唯一の場所。宝塚温泉 ナチュールスパ宝塚は入浴料800円〜。大阪から40分。

8位:洲本温泉(兵庫県淡路島)

淡路島まで渡れば洲本温泉がある。大阪からバスで約2時間。温泉と淡路島グルメ(しらす丼、淡路牛、玉ねぎ)を同時に楽しめる。

9位:るり渓温泉(京都府南丹市)

京都府の山奥にあるラドン温泉。冬はイルミネーションも有名。車がないとアクセスが厳しいのが難点。入浴料800円。

10位:十津川温泉(奈良県十津川村)

日本一大きな村、十津川村にある源泉かけ流し温泉。大阪から車で3時間。遠いけど、秘境感は関西ナンバーワン。入浴料500〜800円。「日本一長い路線バス」で行くのも一興。

日帰り温泉の持ち物チェックリスト

持ち物必要度備考
タオル(フェイスタオル)★★★★★レンタルもあるが200〜300円かかる
着替え★★★★★汗をかくので必須
ビニール袋★★★★☆濡れたタオルを入れる
小銭★★★★☆ロッカー代100円が必要な場合あり
シャンプー・ボディソープ★★☆☆☆大半の施設に備え付けあり
ドライヤー★☆☆☆☆ほぼ全施設に設置済み

よくある質問

関西で一番コスパのいい日帰り温泉は?

有馬温泉の「金の湯」(650円)と「銀の湯」(550円)。日本三名泉の天然温泉にこの価格で入れるのは、全国的に見ても破格。2館券の850円がベストバリュー。

子連れで行きやすい温泉は?

箕面温泉スパーガーデン。大型施設で子供向け設備も充実してるし、大阪市内から30分で行ける。白浜もアドベンチャーワールドとセットで楽しめるから、子連れには最高。

冬と夏、どっちがおすすめ?

城崎温泉は冬(カニのシーズン)が断然おすすめ。白浜は夏(海水浴+温泉)。有馬温泉は年中楽しめるけど、紅葉の秋が一番きれい。

外国人観光客にもおすすめ?

有馬温泉と城崎温泉は外国人対応が進んでて、英語メニューや外国語案内がある。タトゥーがある人は事前に確認を。外湯はタトゥーNGの施設が多い。

温泉のマナーで気をつけることは?

湯船に入る前にかけ湯する、タオルを湯船に入れない、この2つだけ守れば大丈夫。あとは水分補給を忘れずに。温泉は思った以上に体力を消耗する。

温泉帰りにもう1つ楽しむ

せっかく関西に来たなら、温泉だけで帰るのはもったいない。関西の食べ歩きグルメMAPを見て、帰りに大阪で食べ歩きするのもいい。有馬温泉帰りなら神戸の南京町で中華。城崎帰りなら大阪でラーメン。白浜帰りなら和歌山ラーメンをはしごする。

関西旅行の節約術もチェックしておくと、交通費をかなり抑えられる。特にJRの「関西ワイドパス」は城崎温泉や白浜への特急にも使えるから、1日で元が取れる。大阪の宿泊費ガイドで1泊延泊の選択肢も検討してみてほしい。