万博が終わって1年。「あの熱狂は何だったのか」と冷めた目で見る人もいるだろうけど、万博協会はまだ動いている。
2026年4月、開幕1周年のメモリアルイベント「EXPO2025 Futures」が開催される。会場は万博記念公園(吹田市)と夢洲駅(大阪市)の2か所。あのドローンショー「One World, One Planet.」が一夜限りで復活するのが最大の目玉。
この記事では全プログラムの詳細、参加方法、アクセス、費用をまとめた。万博の振り返り総まとめと合わせて読むと、万博の記憶が鮮明に蘇るはず。

イベント概要
「EXPO2025 Futures」は3つのフェーズで構成されている。
| フェーズ | 名称 | 日程 | 会場 |
|---|---|---|---|
| 第1弾 | EXPO2025 Futures Festival | 2026年4月12日(日) | 万博記念公園 もみじ川芝生広場 |
| 第1弾 | EXPO2025 Futures Station | 2026年4月8日(火)〜14日(火) | 夢洲駅 地上部エリア |
| 第2弾 | EXPO2025 Futures Tour | 2026年7月〜10月 | 全国6都市巡回 |
| 第3弾 | EXPO2025 Futures Summit | 2026年10月 | 未定 |
この記事では、直近の第1弾(4月開催)に絞って解説する。
EXPO2025 Futures Festival(4月12日・万博記念公園)
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日時 | 2026年4月12日(日)10:00〜20:00頃 |
| 会場 | 万博記念公園 もみじ川芝生広場(大阪府吹田市千里万博公園) |
| 入場 | 事前抽選制(一部プログラムは当日参加可) |
| 料金 | 万博記念公園入園料(大人260円、小中学生80円)のみ |
| 主催 | 2025年日本国際博覧会協会 |
プログラム一覧
1. テーマ事業プロデューサー トークセッション
万博のテーマ事業を手がけた8人のプロデューサーが登壇。石黒浩氏(ロボット)、落合陽一氏(デジタルネイチャー)、中島さち子氏(いのちの遊び場)など、万博のコアメンバーが「あの展示の裏側」と「未来への展望」を語る。
時間帯が分かれているから、聞きたいセッションの時間を事前に確認しておくこと。
2. ドローンショー「One World, One Planet.」特別版
万博期間中に毎晩行われた1,000機のドローンショーが一夜限りで復活。19:00〜19:30頃(日没後)の開催。万博記念公園の芝生に寝転がって見上げる形式になる予定。
万博会場では夢洲の海上に浮かんだドローンだったけど、今回は公園の上空。太陽の塔をバックにドローンが舞う光景は、1970年と2025年の万博が交差する瞬間になる。
3. 展示&体験プログラム
万博パビリオンの展示物やコンテンツの一部が再展示される。パビリオンの解体・移設記録で紹介した「その後」と合わせて見ると理解が深まる。
4. 万博グルメのフードトラック
万博で人気だったメニューを提供するフードトラックが出店。ミャクミャクグッズの限定販売もある。
5. ミャクミャクステージ
ミャクミャクのダンスパフォーマンスと、来場者参加型のプログラム。子供向けだけど、大人が見ても微妙にクセになる動きをする。
事前抽選申し込み
一部プログラム(トークセッション、ドローンショーの優先エリア)は事前抽選制。
- 申込先: EXPO2025公式サイト
- 申込期間: 2026年3月26日〜4月7日(予定)
- 当選通知: 4月9日頃
- 料金: 無料(万博記念公園入園料のみ必要)
抽選に外れても、会場には入れる。ドローンショーは芝生広場全体から見えるので、優先エリア以外でも十分楽しめる。
EXPO2025 Futures Station(4月8-14日・夢洲駅)
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日時 | 2026年4月8日(火)〜14日(火) 10:00〜18:00 |
| 会場 | Osaka Metro中央線 夢洲駅 地上部エリア |
| 入場 | 無料(予約不要) |
| 雨天 | 荒天中止 |
会場の注意点
夢洲駅の地上部エリアのみが会場。万博跡地には入れない。
現在の夢洲は、万博パビリオンの解体工事とIR(MGM大阪)の建設工事が同時進行中。万博の会場だった区画は完全にフェンスで囲まれていて、一般の立ち入りはできない。万博跡地の再開発情報に最新の工事状況をまとめてある。
夢洲駅の地上に出ると、かつてパビリオンが建っていた方向は見えるけど、建物はもうほとんど残っていない。感慨深いかもしれないし、何もなくて拍子抜けするかもしれない。
プログラム
- 記念スタンプの押印
- メッセージボード(来場者が万博の思い出を書ける)
- パネル展示(万博の記録写真)
- Osaka Metro連動企画(記念乗車券の販売など)
アクセス
万博記念公園(Futures Festival)
| ルート | 所要時間 | 費用 |
|---|---|---|
| 大阪モノレール「万博記念公園」駅から徒歩5分 | — | — |
| 阪急「南茨木」駅→モノレール乗換 | 梅田から約40分 | 420円 |
| 大阪メトロ「千里中央」駅→モノレール乗換 | なんばから約50分 | 510円 |
| 車(名神・吹田IC or 中国道・中国吹田IC) | — | 駐車場1,200円/日 |
4月12日(日)は混雑が予想される。公共交通機関を強く推奨。モノレールの乗車待ちが発生する可能性があるから、早めの到着がベスト。
夢洲駅(Futures Station)
| ルート | 所要時間 | 費用 |
|---|---|---|
| 大阪メトロ中央線「夢洲」駅下車すぐ | — | — |
| 本町→夢洲 | 約20分 | 320円 |
| なんば→本町(乗換)→夢洲 | 約30分 | 380円 |
夢洲駅は万博のために延伸された中央線の終点。駅自体がまだ新しくて、開業時の面影がそのまま残っている。
万博GOが推奨する回り方
パターンA: Futures Festivalだけ参加(半日)
- 午前中に万博記念公園着
- 太陽の塔(外観)を見て、内部見学(要予約、大人720円)
- Futures Festivalの展示&体験プログラム
- フードトラックで昼食
- トークセッション(抽選当選者のみ)
- 18:00頃から芝生にポジション取り
- 19:00 ドローンショー鑑賞
- 20:00 解散
パターンB: 夢洲駅 → 万博記念公園(1日)
- 午前中に夢洲駅でFutures Stationを見学(1時間程度)
- 中央線で本町→御堂筋線で千里中央→モノレールで万博記念公園(約1時間)
- 午後からFutures Festival参加
- ドローンショーまで滞在
パターンC: 万博記念公園+EXPOCITY(1日)
- 午前中にFutures Festival
- 昼からEXPOCITY(ニフレル、映画、ショッピング)
- 夕方に万博記念公園に戻ってドローンショー
関西旅行のモデルコースと組み合わせれば、Futures Festivalを旅程に組み込める。
万博跡地の今後のスケジュール
4月のイベントだけでなく、夢洲には長期的な計画がある。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 2026年4月 | EXPO2025 Futures(本イベント) |
| 2026年7〜10月 | Futures Tour(全国6都市巡回) |
| 2026年10月 | Futures Summit(閉幕1周年イベント) |
| 2027年 | 万博跡地のインフラ整備本格化 |
| 2028年 | IR区画の建設ピーク |
| 2030年秋 | IR「MGM大阪」開業予定 |
アフター万博の注目プロジェクトで全体像を解説しているから、万博の「その後」に興味がある人はそちらも読んでほしい。
1970年万博との比較
万博記念公園で1周年イベントが開催されるのは、偶然ではない。1970年の大阪万博跡地がまさにこの公園だからだ。
| 比較項目 | 1970年大阪万博 | 2025年大阪・関西万博 |
|---|---|---|
| 会場 | 千里丘陵(吹田市) | 夢洲(大阪市此花区) |
| 来場者数 | 6,422万人 | 2,902万人 |
| シンボル | 太陽の塔 | 大屋根リング |
| 跡地利用 | 万博記念公園として存続 | IR+サーキット構想 |
| 1周年イベント | — | EXPO2025 Futures |
万博が関西に残したレガシーでは、1970年から2025年までの55年間を振り返っている。
太陽の塔は重要文化財になった。大屋根リングの北東部200mは保存が決まっている。50年後、夢洲に何が残っているか。それは誰にもわからないけど、少なくとも万博GOはその記録を残し続ける。
よくある質問
万博跡地は見学できる?
2026年4月時点では、万博跡地への一般立ち入りは不可。Futures Stationは夢洲駅の地上部エリアのみが会場で、万博会場だった区画には入れない。万博跡地の最新情報で詳細を確認できる。
ドローンショーのチケットは必要?
ドローンショー自体の鑑賞にチケットは不要。万博記念公園の入園料(大人260円)のみ。ただし優先鑑賞エリアは事前抽選制。芝生広場からは誰でも見られる。
子連れでも楽しめる?
楽しめる。ミャクミャクステージ、フードトラック、体験プログラムは子供向け。ドローンショーは暗くなってからなので、子供が寝てしまうリスクはある。関西の子連れ無料スポットも合わせて計画すると1日充実する。
雨天の場合は?
Futures Festivalは屋外イベントのため、荒天時は中止または内容変更の可能性あり。最新情報はEXPO2025公式サイトで確認すること。Futures Station(夢洲駅)も荒天中止。
万博に行けなかった人でも楽しめる?
楽しめる。展示やトークセッションは「万博を知らない人」にもわかるように構成されている。万博に行けなかった人向けのアーカイブガイドを事前に読んでおくと理解が深まる。