「センサリー」は英語の「sensory」をカタカナ表記した言葉で、「感覚」という意味です。
ここでは触覚、味覚、嗅覚、聴覚、視覚といった五感を刺激するパビリオンをまとめました。
感覚過敏の方や感覚特性をお持ちでない方も
「眩しいものが苦手だな」や「急に大きい音がするとビックリするな」など事前にパビリオン内を知っておきたい皆様ご活用ください。
【公式のセンサリーマップはこちら】
⚠注意事項:すべてのセンサリーについてパビリオンを経験した万博GOコミュニティ有志の情報提供に基づくため、情報提供者が感覚過敏の方ではない可能性があります。ご自身の特性や体調に照らし合わせお考え下さい。
目次
◆センサリーリスト





🙇お願い:一部、情報がないパビリオンがありますので情報お持ちのDiscordメンバーがいらっしゃれば、Discord内の以下リンクで教えていただけると幸いです。
センサリーリストの作成(協力依頼)
感覚過敏や感覚特性について
感覚過敏とは五感から受け取る刺激を過剰に強く感じてしまう状態を言います。その症状や度合いには個人差があり、例えば聴覚だけが過敏な人もいれば、視覚と嗅覚が過敏な人もいます。
こうした症状で激しい苦痛を伴ったり、不快感が生じる状態を感覚過敏と言います。
逆に五感から受け取る刺激に鈍感で刺激に気づかずに視覚や聴覚器官を傷つけてしまったり感覚特性と呼ぶこともあります。
これらの感覚は人によって大きく異なり、同じ刺激に対しても、人によって感じ方が異なることがあります。感覚過敏の症状は周りから理解されにくく、単に我慢が足りないだけだと誤解されがちです。
子どもであれば特に、なにが嫌か・不快なのか、周りにうまく伝えられないことが多くパニックを起こしてしまったり、癇癪を起してしまうことがあります。
感覚過敏は治そうと思って治せる症状ではありません。
また、人によって症状や濃淡が異なるため、効果的な対処法も異なります。
気持ちを落ち着かせるための空間-カームダウンルーム
通常、街中では感覚が過敏になっている状態を安心して心を落ち着ける場所は非常に少ないと感じているのですが、万博来場中に慣れない移動や人混み、周囲の視線、音、光等の混在により不安やストレスを感じた際に気持ちを落ち着かせる場合や、パニックを未然に防ぐための場として利用できるように
万博内に8か所カームダウンルームが用意されています。
上記のような感覚過敏や感覚特性の症状がこれまでになくても、来場中に体調が急変することも考えられますので、自分は障がいがないからと遠慮せずに心を落ち着ける目的であれば誰でも安心して利用いただければなと思います。
![FireShot Capture 015 - 各種施設について - EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト - [www.expo2025.or.jp]](https://expo2025.fun/wp-content/uploads/2025/06/FireShot-Capture-015-各種施設について-EXPO-2025 大阪・関西万博公式Webサイト-www.expo2025.or_.jp_-893x1500.png)
コラム:障がいと万博
「障がい」と一口に言っても様々な症状があり、外見でわかる方・わからない方。普段は大丈夫だけど、ある条件下では障がいとなってしまう方。
そんな通常の生活を送る上で様々な障がいを抱えてる方々の方の代弁として私が語ってしまうのは誤解や語弊を生む可能性があるので、私の場合のお話をします。
私は大人になってから障がいが発覚した障がい者です。診断をしていただき手帳も取得しています。
大人になって「あなたは障がいを抱えています」と言われ、自分の生きづらさは障がいだったのかという安心感と共に、「障がい」ってなに??という気持ちが芽生え、只今障がいについて勉強中の身です。
大人になってから発覚したものの、私の障がいは生まれてからずっと抱えていた筈なので、無意識にたくさんの対策をとっていました。
ポケットに手を入れながら歩いていたら転んだので、ポケットから手を出して歩こう。
トートバックだと忘れるのでリュックにしよう。
【感覚過敏】はその1つで、思い返してみれば子どもの頃から街中でヘッドホンが手放せませんでした。
街の中はとにかく音に溢れていて人の声や車のエンジン音、空高い場所の飛行機の音などすごく聞こえてしまい、1人の時はヘッドホンをして過ごすことが多かったです。
大変だったのはそんなガヤガヤした場所で友達とおしゃべりすることでした。
上記のような環境音と目の前の友達の声が同じボリュームで聞こえるのです。
※健常の方は必要ない音は小さく、気にならないボリュームで聞こえるとのこと
でも、友達は平気でおしゃべりしているのである程度の時間付き合うと家に帰ったらヘトヘトでした。
なのに聞き分けることに集中してしまうので、内容まで記憶できず次回話す時に覚えてなくて怒られる…笑
そんな繰り返しの幼少期でした。
私は大人になって、障がいが発覚して初めて「自分のこの症状が【感覚過敏】という名称」ということを知りました。
ですが、名称を知らないだけで
・なんとなく、人混みでは気持ち悪くなってしまう
・強い光を急に見るとドキドキしてしまう
実はこういった人は多いのではないかな?と思います。
障がい者の障がいとは、日常生活において困難を抱えている・障がいを感じている状態を指します。
なので、手帳を持ってる・持ってないに関わらず、現状に障がいを感じている場合は
迷わずカームダウンルームで休んだり、周りの人に助けを求めてくださいね。
周りの方もこんな症状の方がいるんだなぁと頭の片隅に置いといていただけるとありがたいなと思います。


