自分にあった万博会場へのアクセス方法を知りたい、という方に向けて、会場アクセスの全体像と、各アクセス手段の特徴を分かりやすくまとめました。
目次
アクセス方法の全体像
会場には、鉄道、シャトルバス、船等、様々な方法でアクセスが可能です。アクセス手段によって到着ゲートが西/東ゲートいずれかに分かれます。
※万博では、事前登録したゲートと異なるゲートからは入場できないので、登録したゲートに応じた移動手段を取る必要があります。
交通手段は以下の通りです。

画像引用元:大阪・関西万博公式Webサイト
東ゲート発着
- 鉄道(大阪メトロ中央線)
- 自家用車(身障者向け)
- 自転車
西ゲート発着
- 近郊駅からのシャトルバス
- タクシー
- 自家用車(一般向け)
- 高速バス・空港バス
- 船(旅客船)
筆者独断の評価は以下の通り。何を重視するかに依りますが、総合的に鉄道(大阪メトロ)が使いやすいと思います。それでは、この記事を通して、各交通手段の特徴がサクッと把握していきましょう!

🚇鉄道|多少の混雑は覚悟する必要があるも、予約の面倒なし!
☞ポイント
- ✅事前予約不要!来た電車に乗るだけで万博会場に到着
- ⚠ 駅構内・導線が混雑しやすい!車両輸送力は高くともラッシュ時は混雑
- 💡夢洲駅へ行くなら「一番後ろの車両」がおすすめ!進行方向一番後ろの車両が東ゲートのある出口に最も近い
- 💡PiTaPaで乗ると10%の割引 ※参考URL
東ゲート前の夢洲駅に直接乗り入れているのが大阪メトロ中央線です。数ある交通手段のなかで、ほぼ唯一予約が必要なく、便数も非常に多いため、最も手軽に使えるアクセス手段です。

画像引用元:EXPO2025交通インフォメーション
中央線は万博期間中は6両編成でラッシュ時は2分半に1本間隔で電車を走らせているため、単純計算で1時間に19,200人以上を運びます。万博関連で輸送力が最も大きな交通機関です。
15万人超の人出となった5/31の帰宅ラッシュ時にも、車両自体の乗客数には余裕があったというので驚きです。
※但し駅の階段とエスカレーターがボトルネックとなる傾向にあり、ラッシュ時は基本混雑します。
♿自家用車(障がい者向け)|残予約数僅少も改善の動きあり
☞ポイント
- ⚠ 前日までの利用予約が必須
- ⚠ 予約で埋まっており、希望日時での予約が困難
- 💡駐車場利用者は優先ゲートから入場可能!東ゲートの向かって1番左の優先ゲートを使えます
- 💡今後のキャパ拡大等改善に期待!既に5/24に100台分キャパ拡大されています
万博会場に自家用車で向かう場合、「万博P&R駐車場予約システム」にて事前予約・支払いが必要です。利用者のうち、障がい者は東ゲートの駐車場を利用可能です。駐車場から東ゲートまでは、徒歩15分程度です。
予約サイトはこちら
こちらの動画で、実際に利用された方がルートや予約手順を紹介されています。
当該駐車場は、既に万博最終日までほぼ完売という状況です。5/24から、一般向け駐車場(後述)のうち100台分を障がい者向けにするなど、現在進行形で改善してくれているので、最新動向を要チェックです。
🚲自転車|混雑知らず!気ままな行き来で万博を楽しめる
☞ポイント
- ✅快適なインパクが可能!駐輪場は600台のキャパがあり、現時点で混雑は見られない
- ✅シェアサイクルを利用すれば予約不要!
- ⚠ 自前の自転車の場合は、前日までの利用予約が必須
- ⚠ シェアサイクルは時間帯によっては全て出払うことも
ご自身の自転車で「夢洲自転車駐車場」まで行く場合は、前述の「万博P&R駐車場予約システム」にて前日迄の予約・支払い(500円/日)が必須です。駐輪場からゲートまでは、地下鉄の出口を経由して徒歩10分程度です。
「咲洲自転車駐車場」に停める場合は無料です。咲洲に止めると、地下鉄等で夢洲駅まで移動する必要があります。

画像引用元:EXPO2025交通インフォメーション
複数のシェアサイクルのサイクルポートも設置されています。駐輪スペースは各社かなりのキャパシティを用意しています。
- LUUP: 80台
- ドコモバイクシェア:50台
- Hello Cycling:30台
こちらの動画で、実際に自転車で来場された際のルートを詳細に説明されています。
🚌シャトルバス|朝晩のラッシュは覚悟すべし
☞ポイント
- ⚠ラッシュ時はかなり混雑。西ゲート経由の交通手段の代表格にしては輸送力弱かも
- ⚠「KANSAI MaaS」というアプリで搭乗時間までの予約が必須
桜島駅からのシャトルバスが有名ですが、それ以外の駅からもシャトルバスが出ており、合計10の近郊主要駅から会場まで直接乗り入れることができます。
桜島駅からシャトルバスを利用する場合、運賃は350円、万博会場までの所要時間は15分程度です。

画像引用元:EXPO2025交通インフォメーション
シャトルバス利用には、「KANSAI MaaS」というアプリ経由で乗車する時間帯を指定して予約が必要です。当日予約も可能です。
特に多くの人が利用する桜島発のシャトルバスは8時始発。朝は5分毎に6台が一気に発車し、1時間に4,320人程度を輸送できます。但し、それ以上に人が殺到するため、ラッシュ時の混雑は避けられません。予約していても、朝晩のラッシュ時は乗れるまでに30分以上見ておいた方が無難です。

桜島駅万博シャトルバス案内 ※JR桜島駅からの始発は8時に繰り上がっています
シャトルバスの予約・購入方法は、「関西散歩ブログ」さんの以下の記事が分かりやすいです✨
2025年大阪・関西万博の「シャトルバス」の予約・購入方法
桜島駅以外発着のシャトルバスについては、以下の関連記事を参照ください!
【駅シャトルバス編】万博会場へのアクセス詳細【桜島駅バス以外網羅】 – 万博GO
🚖タクシー|複数人での移動x快適さ重視なら第一候補
☞ポイント
- ✅待ち時間なくスムーズに移動できる。他の交通手段より利用者が少ないため、タクシーさえ確保できれば、ストレスがありません
- ✅使い方次第で意外とリーズナブルに。大阪市内から会場まで3,000円〜で移動可能なため、複数人の割り勘であれば安上がり
- ⚠事前確認が大切!会場乗り入れできるタクシーな入構証をもつ車両のみです
会場乗り入れできるのは、入構証を持つ車両に限られるので、利用する際は会場乗り入れが可能かを確認しましょう。Goタクシー等の配車アプリで行先に会場を指定すると、会場乗り入れが可能な車両手配が可能です。近場では、コスモスクエア駅にタクシーが数台待機しています。
※桜島駅にはタクシー乗り場がないため、配車予約が無難です
桜島駅から会場までは所要時間15分、運賃3,000円程度なので、複数人で乗れば公共交通機関と運賃の差はそれほど大きくありません。コスモスクエア駅から会場までも同程度です。
タクシーの定番ルートの所要時間・運賃等、より詳しく知りたい方はこちらの記事を参照ください!
→【タクシー編】万博会場へのアクセス詳細+α【定番ルート網羅】 – 万博GO

画像引用元:EXPO2025交通インフォメーション
🚙自家用車(一般向け)|優先ゲート利用の優遇が魅力
☞ポイント
- ✅P&R利用者専用ゲートが利用可能!他交通機関の利用者と競合することなくゲートを利用できます
- ⚠前日までの利用予約が原則必須。当日予約枠もあるが割高
- ⚠ 専用シャトルバス発着時刻は要確認。時間帯によっては便数が限られる。時間帯によっては便数が限られる
- 💡当日予約枠は15時以降半額程度に割引あり
万博会場への自家用車での乗り入れは原則できません。公式駐車場(P&R駐車場)が会場近郊に整備されており、駐車場から会場への直通シャトルバスとの組み合わせ利用が可能です。
基本料金は1台あたり1日5,500円。時間や季節により±1,000円程度変動します。
前日までの予約・支払いが必須ですが、予約の残り数に応じて当日予約枠が存在します。
舞洲駐車場を利用する場合、駐車場からゲートまでは15分程度です。
P&R駐車場利便性向上の取組について
料金体系の詳細は別記事で整理予定のため、少々お待ちください!

万博P&R駐車場は、万博会場のある舞洲だけでなく、尼崎、堺にも設置されており、予約時に駐車場の場所・時間帯を指定します。駐車場からは専用シャトルバスに乗って会場に向かいます。

画像引用元:万博P&R駐車場利用の手引き
駐車場ー万博間の専用シャトルバスの便数は、朝晩のラッシュ時を除くと場所によってはかなり少ないため、事前に確認しておきましょう。

画像引用元:舞洲万博P&Rシャトルバス時刻表
こちらの動画で、実際に舞洲のP&R駐車場への行き方・専用シャトルバスの利用の流れが確認できます。
🚍高速バス・空港バス|地元から万博まで、乗り換えなしでの移動が魅力
万博会場へは、北は東北から南は四国まで、日本各地から高速バスが乗り入れています。
予約必須のものが多いですが、詳細は各社のHPを以下から確認する必要があります。例えば三宮駅から万博会場へ行く神姫バスは先着順のため、日によっては2時間程度待ち時間を見る必要があるようです。
高速バス・空港バス運行会社リストはこちら→EXPO2025交通インフォメーション
🚢船(旅客船)|割高感はあるも、唯一無二の移動体験
☞ポイント
- ✅大阪湾から万博会場を望めるのは海上交通だけ!特別感のある移動体験が楽しめます
- ⚠旅客船運航会社各社での事前予約が必須
- ⚠基本的には陸路よりも遅め・高め。出発地点によって会場までの所要時間・運賃は異なります
海に囲まれた万博会場には、船(旅客船)を利用して来場することができます。旅客船を利用する場合、船専用シャトルバスで会場まで移動します。

画像引用元:旅客船の運行情報
旅客船は複数社が運航しており、予約必須です。例えば、岩谷産業は水素燃料で走行するフェリーをユニバーサルシティポートから運航しています(片道30分で3,000円)※参考サイト
ちなみに、遠方から大阪に向かうフェリーの場合は、会場への直接来場はできず、到着港から公共交通機関を乗り継いで入場する必要があります。
📒まとめ
以上、万博会場までの各種アクセス手段を整理しました。アクセス手段は様々なので、事前準備の負担、混雑度合、金額等の特徴を抑えて、ご自身に合った移動手段を選びましょう!