真っ白なバルーンが、真紅に染まる瞬間。
人のかたちをしたオブジェが、静かに息づくように色を変えていく。
風が吹き抜けるたび、空間そのものが生き物のように感じられた。
壁には、どこか哲学的な問いかけが浮かび、
祭りのようでいて、静けさもある。
ごちゃごちゃしているのに、美しい。
感情が色になって広がっていくような、不思議な時間でした。
アートや抽象的な世界観が好きな人には、とてもおすすめ。
一方で、わかりやすい“楽しさ”を求める人には、少し物足りなく感じるかもしれません。
人を選ぶパビリオンですが、ハマる人には強く残る体験になると思います。